抄録
J-027
タブレットの日本語入力におけるフリックガイド固定化による認知負荷低減
横山 諒・山本誠一・加藤恒夫(同志社大)
本論文では,入力速度・入力精度の改善を目的として,フリック入力時に表示されるフリックガイドを固定したソフトウェアキーボードを提案する.また,フリックガイドの表示位置による違いによって入力速度と入力精度についてどのような影響を与えるかを実験,評価および考察を行った.その結果,20代を対象とした予備実験では,入力時に負荷をかけた状況下にて入力速度・入力精度の両点において改善されること分かった.ただし,60代を対象にした本実験では入力速度・入力精度において差が見られなかったため,両者の違いについて考察を行った.