抄録
J-023
学生の不理解の原因の推定
萩原敦史・梶原祐輔・島川博光・北村浩貴(立命館大)
学生の主体的な学びを育む反転授業が注目されている。反転授業は学習者が事前に講義資料や講義ビデオを通じて予習し、予習した内容を基に講義中の課題を解答する授業形態である。しかし反転授業は、講師が学習者の不理解点を把握することが困難であり、十分なサポートが難しい場合が多い。そこで本研究は学習者のコメントと学習方策を取得し、学習者の不理解点とその原因を推定する手法を提案する。知識はその知識の概念とその知識に関連する概念を組み合わせ、理解される。それゆえ、学習者の不理解の原因を予習しているさいの学習方略から推定する。学習方略は視線・姿勢、インターネットのログ・資料のコメントから取得する。