抄録
I-015
周辺視におけるβ運動の見え方に関する研究
柴田 光・山野井陸・井ノ上寛人・鉄谷信二(電機大)
物理的に運動していないものが動いて見える錯覚として仮現運動があり,その中で光点などを順次点滅させていくと動いて見える錯覚をβ運動という.筆者らは,このβ運動の周辺視での見え方において,中心視で観視する場合に比べ周辺視ではβ運動が高速化して見える現象を確認している.本研究では,周辺視に提示する点列を縦と横を用い,観視条件として水平方向と垂直方向で実験を行い,見え方の違いについて報告する.