抄録
I-008
計算機合成ホログラムの無線伝送システムにおける伝送エラーが光波分布へと与える影響の解析
山口一弘(諏訪東理大)・水戸部将也・坂本雄児(北大)
計算機合成ホログラム(CGH: Computer Generated Hologram)では,ホログラフィの記録過程に基づいた光波の物理現象を計算機の数値シミュレーションを行うことでCGHデータを生成し,それを高解像度の空間光変調器(SLM: Spatially Light Modulator)などに表示することで,空間中に任意の立体像を表示できる.
本研究では,生成されたCGHデータを表示デバイスへと伝送する計算機合成ホログラムの無線伝送システムについて,無線伝送時に生じるCGHデータの伝送エラーが光波分布へと与える影響について検討し,伝送エラーが生じない理想的な伝送時との比較評価を行った.