抄録
I-004
関節裂隙間距離測定アプリケーションに用いる超解像拡大の有用性の検討
佐野工起・森 拓馬・後藤富朗・平野 智(名工大)・舟橋康治(刈谷豊田総合病院)
近年の医療現場ではMRIやレントゲン画像などのさまざまな医療現場を利用する機会が増えている.それらは多くの場合医師の目視による主観評価によって病状の診断が行われており診察に誤差が生じる恐れがあることが問題となっている.そこで本論文では関節リウマチという病気に着目し,その画像処理診断アプリケーションについて提案を行う.そこで用いられる超解像拡大の有用性を確かめるため,3Dプリンタにより関節裂隙間距離測定用のモデルを製作しレントゲン撮影を行った画像に対してアプリケーションを用いた測定を行い,測定結果の検証を行った.検証の結果,提案手法である超解像拡大を用いた測定結果が最良の結果であることを確認した.