抄録
H-032
HOG特徴量とSVMを用いた受講中の学生の行動認識
中村誠輔・高野博史・中村清実(富山県大)
これまでに受講中の学生の行動を認識し,講義改善に役立てるという試みが広く行われている.最も多く行われている方法は教師の目視による確認であるが,それでは教室全体の学生の行動を把握することができない.よって,学生の行動を認識する手法を開発するために、動画像から学生の主な行動である聴講、筆記、居眠りの3行動の分類を行った.模擬的な授業を行い,学生の様子をビデオカメラで撮影し,手動で学生個人の画像を取得した.HOG特徴量算出後,SVMによる学習と評価を行った.聴講と居眠り間の分類は,学生の姿勢も大きく異なるため約8割近い識別F 値を得た.しかし,聴講と筆記間の分類では7割弱の識別F 値となった.