抄録
H-011
距離画像センサによるベッド転落防止のための空間認識法の提案
駒形英樹(埼玉医科大)・小野塚菜月(東京西徳洲会病院)・中野萌子・加瀬遼香(埼玉医科大)・村山大輔(群馬県立心臓血管センター)・石川雅浩(埼玉医科大)・篠田一馬(宇都宮大)・小林直樹(埼玉医科大)
近年の高齢化社会の進展とともに病院や介護施設等におけるベッドからの転落事故が問題となっている.事故を防ぐため,クリップセンサやマットセンサなどを用いた対策が取られているが,誤報も多く十分とはいえない.また,赤外線などの距離画像センサを用いた見守りセンサが研究されているが,センサの設置位置の制約,もしくは,一部手動の領域設定など,普及の障壁となり得る問題が残る.そこで,本研究では距離画像センサによるベッド転落防止のための空間認識を目的とし,自由視点でセンサを設置した場合でも全自動でセンサの位置と姿勢を取得し,対象者がベッド内外のどちらの領域と高さに存在しているかを自動認識する方法を提案する.