抄録
G-010
時間制約下における焦りに対する視線の特性解析
木下愛佳子・高野博史・中村清実(富山県大)
人は時間に制限が設けられたとき、焦りを感じる。焦りはヒューマンエラーや判断ミスなどを誘発する原因の1つであり、事前に防ぐ必要がある。焦りを推定する手法としては、瞳孔径を用いる手法が提案されているが、より正確に焦りを推定するためには複数の指標を組み合わせる必要がある。そこで、先行研究の瞳孔径と組み合わせやすい視線の情報から、焦りを推定する上で有効な指標を調査した。本研究では、被験者に焦りを誘発させるために、視覚探索課題の呈示時間などを操作して、時間に制約を設けて実験を行った。本発表では、視線情報を解析した結果について報告する。