抄録
F-029
ランダムフォレストを用いた装置停止発生判別のためのアラームルール抽出の検討
寺本やえみ・石井智之(日立)・村上貴広・橋崎元裕・大塚英明(日立ハイテクフィールディング)
装置保守サービスの事業分野においては、装置停止を未然に防ぐ保守を実現するために、過去の装置稼働や保守履歴のデータから装置停止要因に関わる知見を抽出し活用しようという動きがある。本研究では,装置保守サービス事業者である日立ハイテクフィールディングと共同研究を行い、実稼動中の成分分析装置を対象として、装置のアラームデータ,稼働データ,保守作業記録を用い,ランダムフォレストによって,装置停止発生を判別するためのアラーム発生と装置稼働量のルールを抽出する手法を提案した。実データで検証した結果,抽出した2~10件の判別ルールで、対象の装置停止発生の約35~60%を捉えることが可能であることを確かめた。