抄録
E-022
単語の分散表現を用いた異言語文間類似度に基づく最適訳選択
藤川寛基(北大)・越前谷博(北海学園大)・荒木健治(北大)
今日の日本においては様々な言語のコンテンツをインターネットを介して利用することができることから、機械翻訳システムの重要性は高いと考えられる。しかしGoogle翻訳などに代表されるような機械翻訳システムにおいて、その精度がより高いものになっているのにもかかわらず、常に意味的に正しい訳を得るには至っていない。よって、意味を考慮することができる機械翻訳システムの実装の第一歩として、本稿では単語の分散表現における単語間の相対的位置関係に着目し、異なる言語文間の類似度を計算することによって、最適な訳を選択するシステムの実装を行う。