抄録
E-015
対話システムにおけるユーモア語句自動生成手法に関する検討
岩倉亮介・吉川大弘・フェリックス ジメネス・古橋 武(名大)
近年,自動対話システムの研究が注目を集めている.対話システムは特定のタスク達成を目的とするか否かにより,タスク指向型と非タスク指向型に大別される.非タスク指向型対話システムでは,特定のタスクを持たず雑談を行うため,長期間に渡って継続的に対話を続けたいとユーザが感じるようなシステムが必要とされる.対話継続性の向上には,ユーモア表現を含む発話が有効とされるが,従来手法では,ユーザにユーモアとして受容されない場合が多いという課題がある.そこで本稿では,非タスク指向型対話システムにおける,ユーザの趣味を考慮したユーモア語句生成手法に対する検討を行う.