抄録
E-004
多人数会話におけるホットスポットの自動推定
大高祥裕・綱川隆司・西田昌史・西村雅史(静岡大)
会議やグループワークといった多人数会話は日常的に行われており,上司や教師等の実施管理者は録音した音声から会話の状況を把握することがある.本研究は,多人数会話の録音音声からの状況分析を支援することを目的とする.
多人数会話においては,相槌や笑いといった反応が多く見られる.これらが生起する場所には重要な内容が含まれていることが多く,これらをホットスポットと呼称する.
一方,多人数会話において,咽喉マイクを用いた発話区間推定が有効であることを以前の研究で示した.これを利用し,多人数会話における相槌や笑いを咽喉マイクの音声から検出し,その情報を用いてホットスポットを自動推定する.