抄録
CM-002
Bluetooth Low Energyビーコンを用いたIoT向け屋内測位手法に関する研究
工藤大希・堀川三好・岡本 東(岩手県大)
近年,屋内測位技術はIoTやO2Oなど,多様な領域での活用が期待されている.研究グループでは,これまでにBluetooth Low Energyビーコン(以下,ビーコン)を用いた屋内測位手法を提案し,歩行者ナビゲーションを対象とした実証実験に取り組んできた.本研究では,これまで取り組んできたBLE測位を拡張し,IoT向けの測位手法として移動するモノを対象とした測位手法を提案する.本稿では,自由空間においてビーコンの配置や送信出力がBLE測位に与える影響を,実験により明らかにする.得られた知見をもとに,移動するモノを対象とした測位手法について考察する.