抄録
CH-013
畳み込みニューラルネットワークを用いた改ざんJPEG画像の検出
多谷邦彦(京都府警)・黒木修隆(神戸大)・竹田直人(扶桑プレシジョン)・小林 正(京都府警)・宿院康昭(扶桑プレシジョン)
デジタルカメラで撮影された画像は、個人的な娯楽に用いられるだけでなく、警察活動において非常に有用なことがあるが、その画像を活用する際には、事実をありのままに撮影したものであるか、もしくは改ざんが加えられたものでないかを検証しなくてはいけない。本研究では、畳み込みニューラルネットワークを用いることで、改ざんJPEG画像のDCT係数に基づく入力信号から改ざん領域を検出する手法を提案する。これにより、従来手法と比べて改ざん領域検出精度の向上が達成できた。