抄録
CF-009
テーマパーク問題における訪問者プランのパレート効率性を考慮した負荷分散手法
辻 順平・能登正人(神奈川大)
テーマパーク問題において,訪問者個々の利益を損なわずにテーマパーク全体の負荷を軽減するために,将来の待ち行列を正確に見積もることが課題である.先行研究において,訪問者個々の評価関数に基づく個人最適解を収集し,将来のアトラクションのコストを見積もるStatement-based Cost Estimateという手法が提案されている.
本研究では,テーマパーク問題における個々の訪問者のプランが内包するパレート効率性に着目し,先行研究の手法の拡張によって,テーマパーク全体の負荷をさらに削減する手法を提案する.