抄録
CB-003
IoTを活用したコミュニケーション型見守りの提案
矢島敬士・武田風太・黒澤 学(電機大)・澤本 潤(岩手県大)
 現在日本は超高齢化社会に突入している.日本の65歳以上の人口は、日本人全体の26.7%となっている。そこで一番大きな課題は、独居高齢者の増加である。独居高齢者の場合には、ケアプランに沿った専門職の訪問が間歇的にあるだけで、高齢者の見守りには不十分である。
 本論文では、ロボットと独居高齢者のコミュニケーション及びセンサー計測結果を利用して、AIと人間が協調して、独居高齢者とのコミュニケーションを活性化することにより、高齢者の見守りをする方式を提案する。独居高齢者のコミュニケーション量を増やすことによって、単なる見守りではなく、独居高齢者の孤独感を減少し、認知症の進度の低下などの副次効果があるものと考えられる。