抄録
C-007
FingerprintとPDRを統合した屋内位置推定手法に関する検討
長谷川雄一・小板隆浩(同志社大)
現在,タブレット、スマートフォンなどの高機能なモバイル端末の普及に伴い,位置情報を利用したサービスが普及している.中でも,GPSにより端末の位置を推定しているナビゲーションサービスは私たちの生活に欠かせないものとなっている.しかし,GPSは屋外では高精度であるものの,GPS衛星から電波の届かない屋内では利用が難しいという問題点がある.そこでこのような問題に対し、本研究では,ナビゲーションサービスを想定した位置推定精度向上を目的とし特に,コストを抑えられるスマートフォンに標準搭載されているセンサや既存のインフラのみを用いた屋内位置推定手法について検討する.