抄録
B-001
統合陸域モデルILSとその結合について
荒川 隆(高度情報科学技術研究機構)・新田友子・鳩野美佐子・芳村 圭(東大)
陸域モデルは地表面の気象水文に関わる現象を表現するモデルである。このモデルは単独で用いられると同時に、気候気象モデルのコンポーネントとしても用いられる。日本の代表的な気候モデルの一つであるMIROCでは陸域モデルMATSIROが地表面過程のコンポーネントとして結合されているが、現在、MATSIROを発展させる形で新たな陸域モデルILS(Integrated Land Simulator)が開発中である。本講演ではILSの概要とそれがプログラムとしてどのように実行されているかを、結合(連成)シミュレーションに焦点を当てて報告する。