抄録
A-007
水文水質データを利用した大腸菌予測のための符号制限学習
小林美里(群馬大)・佐野大輔(東北大)・加藤 毅(群馬大/早大)
河川における大腸菌数を水文水質データから予測できれば,浄水場運営をより円滑にすることが可能になる.水文水質データの場合,あらかじめ多くの特徴と大腸菌数との相関関係が既知である.本研究では,この性質をもとに線形識別器の係数の符号に制約を加えることにより予測精度向上が可能になることを発見していた.本発表では,最適性の確認ができ,O(n log n) 反復数が理論的に保証される最適化算法を提案し,実データにおいても,勾配ベースの最適化算法と比較してより高速に最適解に収束できることを示す.