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FIT2020 船井業績賞受賞記念講演

船井業績賞受賞記念講演

半世紀を経て いつでもどこでもCG時代に

西田 友是

広島修道大学教授(東京大学名誉教授)/プロメテックCGリサーチ所長

講演概要: IT産業は勿論、映像、ゲーム、広告、TV、映画、設計、携帯電話などと多方面でCGは使われており、CGは最近のIT社会に浸透してる。朝起きてTVをつけて携帯電話をチエックから寝るまでCGが氾濫した時代になった。CGは1960年代から研究が始まり半世紀以上たゆまなく進化している。国際会議SIGGRAPHが大きくCG研究の進歩に貢献してる。本講演では、この学会やCG発展に貢献したパイオニアや技術の進展について述べる。とかく最近はAIに注目されている、AIは何回かブームがあるが、CGは安定して進展している。最近VR元年として注目されてきてる。AIとCG研究は同時代に始まったもので、初期のVRはCGにわずか遅れて開始され、これらのCG,AI,VR分野は相互に影響しながら発展してきた。この半世紀のCGの進化について講述する。

略歴: 東京大学名誉教授、プロメテックCGリサーチ所長、1973年広島大学工学研究科修了、同年マツダ入社。1979年から福山大学電子電気工学科講師、1988年から1年間米国Brigham Young大学客員研究員、1990年から福山大学教授。(1994年から東京大学理学部非常勤講師を経て)1998年10月から東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻教授。1999年から新領域創成科学研究科複雑理工学専攻教授。2013年から修道大学教授、また同年に民間の研究所(当時UEIリサーチ、現プロメテックCGリサーチ)を設立し研究所長。2020年4月から広島修道大学特別客員教授およびデジタルハリウッド大学特任教授。日本におけるCG研究のパイオニアであり、3次元物体のリアルな表現法、照明シミュレーション、景観予測、自由曲面の表示等の研究に従事。1987年情報処理学会から山下記念研究賞受賞(CG分野で初)、2005年ACM SIGGRAPHからSteven A. Coons Award受賞、2017年ASIA GRAPHICSからLifetime Achievement Award, 同年紫綬褒章を受章、画像電子学会、情報処理学会フェロー授与、2018年ACM SIGGRAPH academyの初代会員への選出など34件受賞。2006年画像電子学会において「西田賞」(国内の優れたCG論文に授与)が創設された。