情報処理学会 認定情報技術者52名が誕生

報道関係者各位
プレスリリース
2015年4月27日
一般社団法人 情報処理学会

一般社団法人情報処理学会(会長:喜連川 優)は、情報技術者を対象とする上級資格である「認定情報技術者」(CITP:Certified IT Professional)の認定を2014年度に開始し、これまでに52名のCITPが誕生しました。
 
CITPは、日本企業の間に広く普及しているITスキル標準、および情報技術者の資格制度に関する国際標準であるISO/IEC 24773に基づいた資格制度です。技術者はCITP資格を取得することによって自己の能力を客観的に証明することができ、スキルアップやキャリアアップを図るための目標とすることができます。企業は人材育成や調達の際の評価指標として本制度を活用することができます。 
 
CITP制度では、個々の技術者の資格審査を本学会が直接行う方式(個人認証)に加えて、ITスキル標準をベースとした社内資格制度を運用する企業について、資格の水準がCITPと同等であると判断される場合に、その社内資格制度を認定する方式(企業認定)を設けています。第三者機関の認定を受けることによって、社内資格が社外でも通用するものになることが期待されます。 
 
2014年度は、個人認証の本運用と並行して企業認定の試行を実施しました。企業認定では、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社、株式会社日立製作所およびそのグループ会社、富士通株式会社およびそのグループ会社、日本電気株式会社およびそのグループ会社、並びに三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の社内資格が認定されました。
 
CITP制度は、高度な能力を持つ情報技術者の可視化とその社会的地位の向上を図るとともに、有資格者によるプロフェッショナルコミュニティを通じて社会に貢献することを目的としています。プロフェッショナルコミュニティでは、技術者同士の交流を通じた自律的な質の向上、社会提言、外部の審議会・委員会等への参画、情報分野における教育・人材育成活動などを含む様々なプロフェッショナル貢献活動、ピアレビューによる高レベル情報技術者の評価等を行いたいと考えています。これまでに認定されたCITPの方々が、積極的にこれらの活動を進めていかれることを期待しています。

CITP制度の詳細については、情報処理学会の下記のURLをご参照ください。
 
CITPに認定された方のお名前は、下記のURLに掲載されています。
 
本件に関するお問い合わせやご意見は下記までお知らせください。
一般社団法人情報処理学会 研究部門 
TEL:03-3518-8372 Email:sig<at>ipsj.or.jp