[プレスリリース]CITP企業認定における資格(職種、レベル)追加認定制度のお知らせ

2016年9月1日
一般社団法人情報処理学会

一般社団法人情報処理学会(会長:富田達夫)は、情報技術者を対象とする上級資格である「認定情報技術者」(CITP:Certified IT Professional)の認定制度を2013年6月に発表し普及活動を進めています。
 
 この度、CITPの企業認定制度(企業の社内資格制度が、CITPが求める要件を満たしていることを情報処理学会が審査して認定する間接方式)において、既に認定を得ている企業を対象とした「認定対象の社内資格(職種、レベル)の追加認定を行う制度」を実施することになりましたのでお知らせいたします。
 
 CITPは経済産業省の「ITスキル標準」が定義する情報技術者の7段階レベルに基づき、レベル4以上の上級技術者を対象としています。今回の資格追加認定制度の概要は以下のとおりです。

概要

  • 既に企業認定を得ている企業の社内資格制度を対象としています。
  • 本制度実施開始後、任意の時期に申請を受け付けます。同一企業からの申請は1年に1度までとします。
  • 追加審査する資格種別数は、10を上限とします。
  • 追加審査で認定された資格の有効期限は、元の企業認定の有効期限と同一となります。

審査内容の概要

審査は、企業認定基準をはじめとする規程文書に従い、「自己評価書に対する書面審査」と「実地調査」により行います。審査申請を受けたのち、約6か月の審査期間を要します。利害関係を持たない有識者で「審査チーム」を編成し、以下の2つの観点で、審査を受ける企業の社内資格制度を審査します。

  • 新たに認定を得ようとしている資格(職種、レベル)に関する審査(書類審査)
★  企業認定基準6: 資格保持者に求める知識とスキル
★  企業認定基準7: 資格保持者に求める業務遂行能力(コンピテンシー)
★  他の基準(1~5, 8~10)については、認定対象とする資格追加により変更・差分が生じた場合にのみ審査を行います。

  • 適正に運用されていることに関する審査
★  書面確認とともに、実地調査を原則行います。  
 
  • 参考:企業認定基準
★  企業内資格制度の仕組みに関わる審査項目
  【基準1】 対象組織のガバナンス体制
  【基準2】 資格認証業務の実施体制(資格認証組織)
  【基準3】 資格制度運用に関するマネジメントシステム
  【基準4】 有資格者に関する記録を保持する仕組み
  【基準5】 資格認証業務における機密保持
 
★  企業内技術者への資格付与要件に関わる審査項目 
  【基準6】 資格保持者に求める知識とスキル
  【基準7】 資格保持者に求める業務遂行能力(コンピテンシー)
  【基準8】 資格保持者が守るべき倫理綱領と行動指針
  【基準9】 資格の更新(有効期限と更新要件)
  【基準10】 資格保持者に対する継続研鑽(CPD)

審査日程の目安

  • 自己評価書の提出 : 申請を受理した後2カ月後
(資格追加に関わる自己評価書と、企業認定を得た際の自己評価書を提出頂きます。前者は後者に対する差分の自己評価書です。)
  • 実地調査の時期  : 同4カ月後
  • 審査結果の通知  : 同6カ月後

審査料金

70万円(税抜)

本制度の実施開始時期

2016年9月15日より申請を受け付けます。
  • <本件に関するお問い合わせ>
    ご質問やご意見は下記までお知らせください。
    一般社団法人情報処理学会 研究部門
    TEL:03-3518-8372 Email:sig<at>ipsj.or.jp ※<at>は、@ に置き換えてください。