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情報処理学会 事業部門
Tel.03-3518-8373

情報処理学会ではITプロフェッショナル(実務家)のためのシンポジウムとして、2004年度から毎年度「ソフトウエアジャパン」を開催し、多数の企業・大学等からのご支援を頂いております。
IT関連業界において現場で活躍されている産業界の方々を中心に、学界・官公庁関係の方々、次世代を担う若手の技術者・研究者の方々等、多くの方々がともに問題意識を共有し議論、交流を深められる場として、またIT産業の今後を皆様と考える機会といたしまして、今年度も「ソフトウエアジャパン2011」を開催いたします。

ソフトウエアジャパンアワード

ソフトウエアジャパンでは、日本発の世界に誇るジャパンソフトウェアの研究者、開発者、技術者を表彰しております。

過去の受賞者

ITフォーラムセッション 「情報サービス産業協会」 [会場:2F 蓬莱]

要求工学への実践的な取り組み 
【セッション概要】 当セッションでは昨年度に引き続き、要求工学への実践的な取り組みを紹介する。(社)情報サービス産業協会では、平成18年度より要求工学WGを設置し、特に平成20年度より要求工学知識体系(REBOK: Requirements Engineering Body Of Knowledge)の開発に力を入れている。すでに昨年度REBOKの概要について説明したが、本年度いよいよ第1版公表に向け、各知識領域の内容について簡単に触れるとともに、知識体系の活用方法を説明する。また情報サービス事業者のシステム開発に資する取り組みとして、(株)エヌ・ティ・ティ・データの上流プロセスへの取り組みを紹介する。同社ではお客様の変革パートナーとして、「上流」「つくり」「活用」の3つのサイクルをまわしていくことで、新たな価値提供の実現を目指している。
 
プログラム
15:45-16:45 講演-1 青山 幹雄(南山大学 情報理工学部 ソフトウェア工学科 教授) 
16:45-17:45 講演-2 斎藤 忍(株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 技術開発本部
                                               ソフトウェア工学推進センタ シニアエキスパート)
司会:鈴木 律郎 (社団法人情報サービス産業協会 企画調査部 技術課長)
【略歴】1986年東洋大学文学部卒業。情報サービス会社を経て1993年4月より現職。情報サービス産業の業界発展と社会の情報化促進に資する活動に従事。「オープンソース」「SOA(サービス指向)」「要求工学」などのテーマに取り組み,当産業への普及定着のための活動を推進。社内の情報システム管理者でもあり,利用者の立場からソフトウェアエンジニアリングの成果活用に関心がある。

15:45-16:45 講演-1
要求工学知識体系(REBOK)とその現場への応用
青山 幹雄 (南山大学 情報理工学部 ソフトウェア工学科 教授)

【講演概要】情報システム開発における最大の課題が要求定義にあることから、要求定義の技術体系である要求工学の活用が情報システム開発の成否を握る。しかし、要求工学は多様な技術とスキルを包括することから、その習得が課題となっている。要求工学を理解し、実践するために、開発現場の実務家と要求工学専門家が実務の視点から要求工学の知識を整理した、要求工学知識体系(REBOK: Requirements Engineering Body Of Knowledge)が策定され、現場への普及、人材育成への応用が始まっている。本講演では、要求工学の現状とREBOKの紹介を行い、BABOKなどの関連知識体系との位置づけ、現場における要求工学の実践と人材育成のあり方を紹介する。

【略歴】1980年岡山大学大学院工学研究科修士課程修了。同年富士通(株)入社。大規模分散処理通信ソフトウェアシステムの開発と開発技術の開発と適用に従事。この間,1986~88年米国イリノイ大学客員研究員. 1995年4月~2001年3月新潟工科大学情報電子工学科教授。2001年4月~2009年3月南山大学数理情報学部情報通信学科教授。2009年4月同大学情報理工学部ソフトウェア工学科教授。
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16:45-17:45 講演-2
NTTデータの上流プロセスの取り組み
斎藤 忍(株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 技術開発本部 ソフトウェア工学推進センタ シニアエキスパート)

【講演概要】近年のシステム開発では開発プロセスの初期段階における要求分析の重要性が指摘されています。特に要件定義に入る段階で開発するシステムの目的や要件の内容が不明確であると、ステークホルダの議論の混乱や手戻り発生のリスクが高まります。NTTデータでは、要求の定義や管理を体系的に取り扱う要求工学の研究開発に取り組んでいます。本セッションでは、上流プロセスの品質向上・高度化を実現するための方法論・技法・ツールの研究開発・普及展開の内容をご説明します。

【略歴】2001年慶應義塾大学大学院理工学研究科修士過程修了。同年、株式会社NTTデータ入社。ユビキタスコンピューティング、エンタープライズアーキテクチャ、要求工学の研究開発に従事。現在、技術開発本部ソフトウェア工学推進センタに所属。2007年慶應義塾大学理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。
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