情報処理学会
コラボレーションとネットワークサービス
ワークショップ2023
招待講演のご案内
1日目:2023年11月23日(木) 14:40~15:35

石井 亮 様

NTT人間情報研究所 特別研究員

マルチモーダル対話の機序のモデル化

人のマルチモーダル対話の機序の森羅万象の理解・モデリングを行い、人同士および人とコンピュータの対話を支援して意思疎通を効率的にできる世界を目指しています。現在取り組んでいる人のマルチモーダル行動から人の対話能力や対話の状況を認識する技術や、人の発話と身体動作の関連性をモデル化することで発話音声およびテキスト情報から身体動作を自動生成する技術を紹介します。

2008 年 東京農工大学大学院 工学府 情報工学専攻 修士課程修了.同年,日本電信電話株式会社入社.現在,NTT 人間情報研究所 特別研究員.2013 年京都大学大学院 情報学研究科 博士後期課程修了.2011~2013 年 成蹊大学客員 研究員.2019 ~2020年 カーネギーメロン大学客員 研究員.2023年より宇都宮大学 客員准教授.コミュニケーション科学,マルチモーダルインタラクションの研究に従事.2023年 令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞。

2日目:2023年11月24日(金) 9:45~10:40

中村 聡史 様

明治大学 総合数理学部 専任教授

研究室や講義での関係性に起因するコミュニケーションの心理的ハードルを下げる試行錯誤

研究室においては学生と教員、後輩と先輩といったような関係性、講義においては学生とTA、学生と教員といった関係性があり、それに基づくコミュニケーションを取ろうとする際のハードルがある。そこで本講演では、こうしたハードルを乗り越えるための研究室や講義などでの試行錯誤について、実践と研究の両面で紹介する。

2004 年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了.同年独立行政法人情報通信研究機構専攻研究員.2006 年京都大学大学院情報学研究科特任助手,2009 年同特定准教授,2013 年明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科准教授,2018 年同教授,現在に至る.インタラクションや,ネタバレ防止技術,平均手書き文字等の研究活動に従事.博士(工学).