情報処理学会 第88回全国大会

7ZN-06
Pseudo-hapticsにおける文脈効果の役割および重量感への影響
○山口倖奈,福森 聡(香川大)
Pseudo-hapticsとは、視覚情報が触覚知覚に影響を与え、力覚を錯覚的に生じさせる現象である。松岡らは、操作対象以外の映像を操作することで、Pseudo-hapticsの強度が変化することを報告している。この手法は、Pseudo-hapticsが周囲の情報によって変化し得るという点において、ブルーナーの文脈効果の枠組みで再解釈できる可能性がある。
そこで本研究では、松岡らの研究を文脈効果の観点から改めて検討する。具体的には、Pseudo-hapticsが単に文脈の影響を受ける現象なのか、それとも文脈効果そのものによって引き起こされる現象なのかを明らかにすることを目的とした。なお、松岡らの実験には改善の余地があると考え、その改善も含めて再実験を行った。本稿では、その結果について報告する。