7ZN-01
非実体型DMI演奏パフォーマンスが聴衆にもたらす楽器存在錯覚の検討
○三田ちひろ(お茶の水女子大),ラファエル ラミレス(ポンペウファブラ大),伊藤貴之(お茶の水女子大)
本研究は、非物質的な楽器演奏パフォーマンス鑑賞中に、実際には存在しない楽器が物理的に存在するかのように知覚される現象を「楽器存在錯覚」と呼び、錯覚誘発率、美的評価を定量的に調査した。パフォーマンスは、ジェスチャー・サウンド・マッピングの明瞭度、パフォーマンス範囲の広さ、動きの違いで条件を分けて、73名に調査を行った。実験の結果により、一貫性のある感覚運動結合が、非物質的な音楽的文脈においても、知覚的存在感を具体的に喚起できることを示した。この結果は、デジタル音楽体験における表現要素として、身体化された想像力を活用する非実体型楽器インターフェースを設計するための実証的基盤を提供する。