7X-04
日本近代小説における文体の時間的変化に関する特徴量分析
○山下洸太,樋口直哉,堀部典子(崇城大)
日本近代小説では,作家の創作時期に応じて文体が変化する可能性が指摘されているものの,その実態は十分に解明されていない.本研究は,著者10名の小説作品を対象とし,各著者の創作活動を三期に分割して,文体の時間的変化を体系的に把握することを目的とする.文体特徴の抽出には,言語モデルに基づく埋め込み表現と,句読点頻度や品詞比率などの表層特徴量を併用し,文体の特徴を多面的に数値化する.得られた特徴量に対してPCAやUMAPなどの可視化手法や統計的分析を適用し,著者ごとの文体変化の傾向や時間の経過による変化の特徴を明らかにする.