情報処理学会 第88回全国大会

7X-03
係り受け解析との逐次実行と読点挿入との同時実行に基づく日本語文の語順整序
○箭内太郎,大野誠寛(電機大),松原茂樹(名大)
日本語では,語順や読点の打ち方は比較的自由に書き手に任されるが,実際には選好が存在するため,読みにくい文が作成されることがある.そのような文の語順を読みやすく整えるため,各種語順整序手法が提案されている.従来研究では,読みにくい文の係り受け解析精度が十分でないことを理由に,係り受け解析を語順整序や読点挿入と同時に実行する手法が提案されてきた.しかし,深層学習の発展により,読みにくい文に対しても高精度な係り受け解析を達成できる可能性がある.そこで本稿では,modernBERTを用いた係り受け解析を単独で行った後に語順整序と読点挿入を同時実行する手法を提案し,語順整序の精度向上を試みる.