情報処理学会 第88回全国大会

7V-02
自動運転システムにおけるインターフェイスの提案ー人間とAIの信頼モデルの作成と自動運転効率向上ー
○董 圓圓(名桜大)
自動運転タクシー(L4)の受容は乗客の信頼に依存するが、実乗場面における「何を・いつ・どの様式で提示すべきか」に関する利用者起点の知見は不足している。本研究は先行研究の統合と実乗経験者調査を組み合わせ、平常時・非定常時の情報ニーズを明確化した。結果として、乗客は平常時にルート・現在位置・ETAを重視し、非定常時には理由を伴う即時説明を求めること、また音声と画面の状況応答的連携が安心感を高める一方、現行HMIとの間に情報粒度のギャップが存在することが示された。さらに、認知的・感情的・行動的信頼の理論枠組みに基づき、乗客を「完全な乗客」と「運転者意識を持つ乗客」に分類し、信頼形成の中核となる三要素(行動予告・理由説明・状況可視化)を抽出した。これらに基づき、内容・時機・様式・粒度・操作余地から構成される信頼促進型HMIの設計枠組みを提示した。