情報処理学会 第88回全国大会

7R-04
ACOを用いた混雑回避・静穏性考慮型の観光経路探索法
○海沼 希,山本佳世子(電通大)
近年,観光地におけるオーバーツーリズム問題が深刻化しており,鎌倉市民へのアンケート調査では観光客による混雑や騒音が大きな課題として指摘されている.そこで本研究は,混雑回避と静穏性を考慮した観光経路探索法を提案することを目的とする.具体的には,「混雑」と「騒音」の2指標を重み付けして統合した独自指標「観光不快指数」を定義し,これを蟻コロニー最適化(Ant Colony Optimization: ACO)に組み込んだ経路探索を行った.本手法により,移動時間の増加を一定水準以下に抑えつつ,混雑と騒音を低減する観光経路を導出できることを確認し,観光不快指数を最小化する観光経路探索の有効性を示した.