情報処理学会 第88回全国大会

7K-07
GH200上での混合精度AMG法
○近藤武輝,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大)
大規模連立一次方程式の解法のAMG法について,NVIDIA Grace Hopper Superchip GH200上で倍精度と単精度の混合精度化を行ったところ,反復解法部が最大で約1.2倍高速化した.大規模な連立一次方程式はシミュレーションなどで用いられる.この連立一次方程式の解法の1つがAMG法である.AMG法とは行列から粗い行列を入れ子で生成し,その粗い行列で元の行列での残差を打ち消すような解を求め,元の解を補正していく方法である.このAMG法に対し,元の行列を単精度化し,単精度で求めた解を倍精度の解に補正する混合精度を用いた.これにより,解を求める演算にかかる時間が最大で約1.2倍に高速化した.