情報処理学会 第88回全国大会

7C-05
ACT-Rを援用した読譜能力パラメータの抽出
○佐藤拓也,中平勝子(長岡技科大)
本稿は,器楽演奏教育の初歩である学習者の読譜能力推定実現の一過程として,認知アーキテクチャであるACT-Rを援用し,楽曲の難易度と読譜能力との関係をシミュレーションにより分析する.各小節のフレーズ(チャンク)は,音価および音価組み合わせで決まる難易度で選定し,難易度の異なる楽譜を用いて学習と指導・修正が交互に行われる状況を想定する.選択されたチャンクを読譜結果とし,知覚情報と読譜結果のミスマッチ度を音価構成要素と学習時の読譜エラーに基づいて定義する.読譜回数に応じた正答率は,楽曲の難易度と学習者の読譜能力の乖離を表すとしてシミュレーションを行い,楽曲の難易度と読譜能力に関係する項目を抽出する.