情報処理学会 第88回全国大会

6ZN-07
ラッセルの感情円環モデルと生体反応を統合した2次元空間における感情の分布特性の分析
○藤原達也,菅谷みどり(芝浦工大)
近年,人間の感情を認識する技術は社会における重要性を増している.感情とは,経験や思考などに対する反応として生じる動的な認知的・生理的状態である.これまで,感情の本質を捉えるための枠組みとして幾つかの感情モデルが提案されてきた.しかし,既存の感情モデルは感情に関する認知的な理論や評価,すなわち認知的側面に基づいており,感情の生理的側面が十分に考慮されていない.本研究では,感情の認知的側面と生理的側面を統合した感情モデルの構築に向け,ラッセルの感情円環モデルと生体反応を統合した2次元空間における感情の分布特性を明らかにする.結果,感情円環モデルを代表する感情はいずれも,従来とは異なる分布を示した.