6ZM-09
幻肢痛治療を目的とした複合現実感(MR)鏡療法システムの開発と評価
○室田梨花子(岡山県大),佐藤健治(川崎医大),吉村 学(川崎医療福祉大),小枝正直(岡山県大)
幻肢痛は切断された四肢に痛みを感じる症状であり,従来のVR鏡療法には痛み軽減効果が示されている.しかし,VRでは現実環境が視認できず安全性に課題があるほか,仮想手への身体所有感が十分に得られない問題がある.本研究では,複合現実感(MR)技術を用いて現実空間に仮想手を重畳表示し,周囲環境を確認しながら訓練できるシステムを開発している.MR化により,実際の手の位置や動きと仮想手の動作が一致して見えるため,より自然に手を操作している感覚が得られ,身体所有感や運動主体感の向上が期待される.これにより,安全かつ効果的で継続可能な幻肢痛治療システムの実現を目指す.