情報処理学会 第88回全国大会

6ZJ-03
LLM指導エージェントにおけるトランスランゲージング学習支援の効果分析―正確性と英語依存度のトレードオフ―
○皿谷心蘭,小谷千春,上原貴来(関西外国語大),谷田貝雅典(共立女子大),卯木輝彦(関西外国語大)
大規模言語モデル(LLM)を用いた語学学習において、トランス・ランゲージング(TL)は学習者の心理的負担を軽減しうる一方、誤用定着のリスクを伴う。本研究は、最適な指導法の確立を目的として、LLM指導エージェントによる3種のフィードバック形式(受容共感型/リキャスト型/明示的訂正型)を、学習者シミュレータとの対話ログから定量的に比較した。結果、明示的訂正は正確性を高め、リキャスト型は英語依存を抑制し流暢性維持に優れるというトレードオフが確認された。これに基づき、学習段階に応じて支援手法を動的に選択可能な指導エージェント設計指針を提示する。