情報処理学会 第88回全国大会

6ZF-03
生成AIにおける事前埋め込み型電子透かしの耐性検証
○小高玲音奈,上條浩一(東京国際工科専門職大),宮崎 淳,西田健次,山下一郎(オレンジテクラボ)
生成AIの発展により画像コンテンツの生成・改変が容易になる一方、著作物の無断利用や出所の不明確化が指摘されている。本研究では、生成AIによる変換前の画像に対して電子透かしを埋め込み、その後のスタイル変換処理に透かしがどの程度残存するかを検証した。DCTおよびDWTに基づく透かし手法を実装し、CycleGANを用いたスタイル変換を攻撃モデルとして設定した結果、特にDCTでは、透かしが残りやすい係数を選んで埋め込んだ場合に高い残存率が得られた。また、前処理としてぼかしを施すことで検出率が向上する傾向も確認され、画像生成AI環境における著作物帰属確認手法として電子透かしの利用可能性が示唆された。