情報処理学会 第88回全国大会

6ZC-04
音楽コンテンツ市場における売上集中の時系列分析
○高橋美惠,矢﨑敬人(工学院大)
本研究は、日本の音楽コンテンツ市場における楽曲売上の集中度の変化を捉えることを目的とし、スーパースター効果およびロングテール現象に着目した時系列的な分析を行った。1980〜2024年のORICON年間ランキングデータをもとに、売上上位曲のシェアやジニ係数を算出し、売上分布の偏りや累積構造を可視化した。分析の結果、ある時期までは売上の集中傾向が強まっていたが、近年は分散化が進み、スーパースター効果が抑制されている。また、近年の詳細データを用いて、CD・ダウンロード・ストリーミングなど販売形式ごとの違いにも着目した補足的分析を行い、音楽市場における売上構造の特徴やその変化を検討した。