6U-01
Label Differential Privacy における予期せぬ漏洩の監査
○関口ひなた(お茶の水女子大),高木 駿,長谷川聡,松本茉倫(LINEヤフー),小口正人(お茶の水女子大)
秘匿ラベルのみを匿名化するLabel Differential Privacy (Label DP)は高い有用性を持つ反面,特徴量とラベルの相関に起因する「予期せぬ漏洩」のリスクを抱えている.本研究では,この漏洩を定量的に測定する監査フレームワークを提案する.具体的には,相関を考慮した厳格な定義であるLabel DP-CFを監査基準とし,通常のLabel DP適用時の実質的なプライバシ損失を評価する.予期せぬ漏洩をプライバシパラメータεの乖離として算出することで,理論上の保証と実リスクの差を明らかにし,相関構造に応じた適切なパラメータ設計への指針を与える.