情報処理学会 第88回全国大会

6F-03
時間減衰を考慮した建物毎の要救助者推定に基づく救助人数最大化手法
○漁 夏輝,赤松 章,菅井径世(名産大),森 保宏(名大)
大規模地震では被害分布が不均一となり、要救助者の生存率は時間とともに低下するため、どの建物からどの順に捜索するかが救命数を左右する。本研究では、建物ごとの地震動推定と損傷度関数から要救助者(重傷者)発生確率および期待人数を算出し、生存率の時間減衰を考慮して救助人数を最大化する拡張TSP(巡回セールスマン問題)による捜索経路最適化手法を考案した。自衛隊へのヒアリングから実務で一般的な区画単位の捜索を取り入れた仮想都市で一万回のシミュレーションを行い、最短距離TSPに比べ救助者数が約35%増加することを確認した。本手法が初動捜索の効率化に寄与する可能性が示された。