情報処理学会 第88回全国大会

5ZL-01
自動採点による得点補完と項目反応理論の活用による記述式テストの採点コスト削減と能力推定精度の両立
○伊藤佑真,宇都雅輝(電通大)
近年,論理的思考力や表現力などの高次な能力の測定法の一つとして記述式テストが広く活用されている.しかし,記述式テストには採点に多大な時間と労力を要するという課題がある.この解決策の一つとして,全ての回答を採点せず,項目反応理論を用いて欠損を含む得点データから能力推定を行う手法が考えられるが,この手法には採点数を減らして欠損率が増加すると能力推定の精度が低下するという課題が残る.そこで本研究では,自動採点技術を用いて欠損得点を補完した上で,項目反応理論による能力推定を行う手法を提案する.実データを用いた実験により,提案手法は人手採点の労力を削減しつつ,高精度な能力推定を行えることを示す.