情報処理学会 第88回全国大会

5ZG-05
RPG作品における物語構造の年代比較
○岸本涼那,河瀬彰宏(同志社大)
本研究の目的は,RPGの物語構造に関する年代の傾向を明らかにすることである.本研究では,2000年代,2010年代,2020年代からRPG20作品ずつを選定し,各作品のストーリに対して先行研究に基づく物語論のプロットを抽出した.プロットの出現についてネットワーク分析を適用・比較し,年代間の差異を明らかにした.分析の結果,出現するプロットの種類は,年代を通じて大きく変化しない一方で,2025年に近づくほど戦闘関連のプロットが中心的に用いられている傾向を確認した.これにより,ゲームの物語生成においては,大量の学習データを投入するだけでは,年代固有の需要を捉えられないことを示した.