情報処理学会 第88回全国大会

5ZF-05
抗体言語モデルのゼロショット予測を用いた軽鎖共有型二重特異性抗体の配列評価手法
○常井歩希,古井海里,大上雅史(東京科学大)
二重特異性抗体は多様な疾患に対する新規治療薬として期待されているが、製造過程で重鎖と軽鎖のランダムな組み合わせに起因するミスマッチ抗体が多数生成されるという課題がある。この問題は軽鎖を共通化する共通軽鎖フォーマットにより解決可能であるが、従来手法は汎用性に乏しく、実験スクリーニングに大きく依存している。そこで本研究では、抗体言語モデル AbLang-2 を用いた in silico 共通軽鎖配列評価手法を提案する。新規VL配列を生成し、VH–VL組み合わせの尤度計算により、複数のVHに適合可能な共通軽鎖候補の絞り込みを行い、既存の二重特異性抗体と比較し評価した。