情報処理学会 第88回全国大会

5ZF-01
ヒステリシス損失を用いた双安定酵素反応ネットワークの探索
○岩本拓巳,仲  隆(九産大)
細胞内シグナル伝達系は、細胞内の生化学反応系の制御機構として知られている。その重要な基本構成要素であるリン酸化に代表される翻訳後修飾反応から構成される系を酵素反応ネットワークと呼ぶ。双安定性は、細胞内でメモリー機能やノイズ除去機能を担うと考えられており、双安定性を示す酵素反応ネットワークは重要である。本研究では、双安定性の指標としてヒステリシス損失に着目し、これを利用して双安定な酵素反応ネットワークを探索する。特に、入力化学種の総濃度を指数関数的に変化させて定常状態値を推定する緩和法を評価関数として用いることで、計算負荷の低減を試みる。