情報処理学会 第88回全国大会

5W-06
法線情報を利用したモンテカルロレイトレーシングにおける光線の効率的な補完
○北川輝哉,徳永陽太,岡部孝弘,吉田道隆(岡山大)
フォトリアリスティックな画像生成において,正確な質感表現には多数の光線計算(サンプリング)が必要であり,膨大な計算コストが課題となる.サンプル数を削減すれば高速化が可能だが,画質が低下する.そこで本研究では,少数サンプルで生成された異なる乱数シード画像と幾何情報(法線マップ)を利用した画像の高品質化手法を提案する.法線方向が類似する画素間では入射光分布の相関が高いことに着目し,法線類似度に基づく加重和を行うことで,空間的にサンプル数を補完する.評価実験の結果,単一の高品質画像を生成する場合と比較して,低い総計算コストで同等の画質を達成できることを確認する.