情報処理学会 第88回全国大会

5E-03
没入空間におけるアート鑑賞時の心理評価と生理データの乖離について
○中津良平,土佐尚子(京大),浦岡泰之,北川 茜,村田耕一,務中達也(島津製作所),上田祥行(京大),古田雅史(島津製作所),野村理朗(京大)
アート鑑賞時の鑑賞条件の違いが人に与える影響を調べるため、2種類の没入空間(没入空間1:ミラーディスプレイで囲まれた空間、没入空間2:大型ディスプレイで囲まれた空間)で同一のアートを鑑賞した際の心理評価と生理データ計測の結果を比較した。心理評価は24種の評価項目で評価を行い、生理データは心電図(ECG)に基づく心拍変動に関する種々の変動指数を求めた。その結果、心理評価結果では2種類の没入空間の間に有意な差がないのに対し、心拍変動ではすべての変動指数に関して有意な差があるという、心理評価(意識レベル)と生理データ(無意識レベル)が乖離するという結果が得られた。この乖離の研究は今後の課題である。