情報処理学会 第88回全国大会

4ZM-02
「有事」と「平時」のシナリオ比較によるAIの社会受容に関するオンライン社会調査の分析:人道危機現場でのロボット活用をテーマに
○横山日向子,大庭弘継(立教大)
人道危機におけるAIの活用が国際的に議論され始めている中、その社会受容の把握は重要な課題である。本報告は、AIの社会受容が有事と平時でどのように変動するかを明らかにするため、日本在住者1,000名を対象とした社会調査の結果を分析した。具体的には、「平時」と「有事」の二つのシナリオを設定し、AIロボットに対する警備・避難誘導・医療・カウンセリングへの受容度、および倫理的懸念について質問した。その結果、「平時」と「有事」の違いによりAIに対する意見が変動する傾向が見られた。本知見は、人道危機現場へのAIロボット導入など、人道支援におけるAIの社会実装を検討する上で重要な示唆をもたらすものである。