情報処理学会 第88回全国大会

4W-06
震災で失われた家への思いをつなぐバーチャルリアリティによる家の再現
○吉田和月,磯部倫汰,伊藤壮亮,金道敏樹(金沢工大)
令和6年能登半島地震では,多くの家が倒壊し,多くの人の生活空間や思い出が失われた.本研究は,震災で失われた家の3Dモデルを再構築し,被災者が心の拠り所として過ごしてきた空間を再び体験できる環境の提供を目的とする.システム構築上の課題は,倒壊前後の残存写真の質や枚数が限られ,SfMに代表される既存の3D復元手法が適用できないことである.我々は,完全自動生成ではなく,残存写真が少なくても、かつ専門知識のないユーザーでも扱える初心者向けの半自動復元システムの構築を目指す.具体的には,写真間の類似領域を自動でマッチング・分類する処理と,床・壁などの基本構造を手動で補完する処理を統合する方法を採用する.