情報処理学会 第88回全国大会

4L-06
RAGと品質ゲート反復による要求仕様書の自動精緻化方式
○内田泰誠,谷垣宏一(福井工大)
大規模言語モデル(LLM)を用いたISO 29148準拠要求仕様書の自動生成システムを提案する。従来のRetrieval-Augmented Generation(RAG)は一回限りの生成で完結し、初回出力の曖昧さを自動修正できない。本手法は、RAGと反復的精緻化を統合したAuto Back-Loop(ABL)方式により、品質基準を満たすまで生成・推敲・評価を自動反復する。制御パラメータ(allow_drop、do_split、relax_early)を体系的に評価し、一文一義化の強制を避けることで要件間の因果関係が保持され、検証性が大幅に向上することを明らかにした。本手法はベースラインおよび目標下限を大きく上回る性能を達成し、LLMによる要件定義支援の実用可能性を示した。