情報処理学会 第88回全国大会

4K-03
Rust製OSの機能と言語制約の関連付けに基づくunsafe使用の妥当性評価
○髙岡一誠(立命館大),福田泰平,中野晃一(アドソル日進),毛利公一(立命館大)
システムソフトウェアの多くはCで記述されており,メモリ安全性の欠如が脆弱性の要因となっている.この問題に対してメモリ安全な言語が注目されており,システムソフトウェア分野ではRustが期待されている.しかし,OS内で用いられる低レベルな操作ではRustの安全性保証の外で動作するunsafe Rustが必要となる.本稿では,Rust製OSであるoctoxにおけるunsafeな操作を列挙し,それらが何のOS機能にて,何のRustの言語制約に触れることにより安全性保証の外側に位置するかを体系的に記述する.これによって,将来的にOS開発時におけるunsafe使用の妥当性の判断基準を提供する.