情報処理学会 第88回全国大会

4K-02
機密情報の拡散に関与する実行ファイルの特定を目的としたexecve追跡手法の提案
○河野和真,森山英明(有明高専),山内利宏(岡山大),佐藤将也(岡山県大),谷口秀夫(岡山大)
本稿では,KVMを用いた機密情報の拡散追跡機能に対し,execveシステムコールを新たに監視対象とする手法について述べる.従来手法は,機密情報を流出する可能性のあるシステムコール,および関与するプロセスとファイルの情報を記録していた.しかし,execveによってプロセスの実行コードが切り替わる事象は検知できなかった.提案手法では,execveの発行を起点として,発行元プロセスと対象となる実行ファイルの情報を取得することで,機密情報の拡散に関与しうる実行ファイルを特定可能とする.提案手法の構成と,execve追跡による実行ファイル特定の処理手順について述べる.